春季の中国地区居合道大会がありました。
多くの方が緊張した様子で、なかには自分の順番の前、
手が震えている人もいたり、
ガチガチに体中に力が入っている人がいたり。
何度も地区大会や全国大会への出場経験がある人は、
それらとは違った様子で、
とにかく「優勝」への意欲が見て取れました。
試合の演武なので、仕方ないといえば仕方ないのですが、
「型」の完成度を競うというよりも、演技力で見せる演武に
なっている人が何人も。
居合道の「道」として学ぶというところの「心の持ち方」を
表現しているのであれがまだしも、
カッコよくサムライっぽく演じて見せる居合は如何なものか。
今回の競技の結果に表れているもののひとつとして、
連盟の指導通りの形(かたち)を追っかけた者と、
それに加えて演技力を見せた者との闘い。
大切なものを忘れた居合にならなければと
心配と警戒心をもった競技大会でした。
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by yonagosinbukan
| 2019-03-18 08:57